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2011年11月24日
福島原発20km圏内警戒区域の某所にて、放射性汚染土壌の封入・放射線遮断実証実験を実施。
放射線の遮断材料に求められる条件は、強度、密度もさることながら、100年間性能を維持出来ることが重要。
コンクリートでも遮断は出来るが、壁厚も1m以上、施工時の温度ひび割れや経年劣化により、数年~数十年で封入物からの放射線が漏れ出してしまうと思われる。
高機能セラミック素材「EAGLE8」は強度、密度のみならず、耐塩性、耐腐食性に優れ、硬化収縮しないので、施工時・施工後の温度ひび割れもなく、驚きの薄さで100年以上遮断性能を維持出来る材料である。
実験用に作成した封入ボックスによるガンマ線の遮断率は以下の通り。
ボックス小( 5cm厚)・・・94.9%遮断
ボックス大(10cm厚)・・・98.6%遮断
大+10cm厚の板(合計20cm)・・・99.4%遮断
ガイガーカウンターで外気の放射線量を測定。
36μSv/hを記録。
テスト環境として好ましくないため、指導のもと
屋内の放射線量の少ない場所(約0.6μSv/h)で
テストを行うことにする。
雨どいの下にある水だまりの土を採取。
ガイガーカウンターで計測したところ、
147/μSv/hを記録。
EAGLE 8-Hで作成した放射性廃棄物封入ボックス
【小】(壁厚5cm)に検体を封入し測定。
更に放射性廃棄物封入ボックス【大】(壁厚5cm)に
【小】(壁厚5cm)を封入し測定。(合計壁厚10cm)
最後に厚10㎝のEAGLE 8 板を乗せて測定
合計厚20㎝